神嘗祭と新嘗祭

新嘗祭…今年2019年は10月15日~伊勢神宮にて
行われた
(年間1500回に及ぶお祭りの中で特に重要と
され、この祭典を中心として儀式が行われる)

→ その年に収穫された新穀をアマテラスオホミ
カミにお供えし御恵みに感謝するお祭りの事

アマテラスオホミカミをお祀りする内宮(ないくう)
と、衣食住や産業の守り神とされる
トヨウケオホミカミをお祀りする外宮(げくう)

をはじめとした125もの宮社があり、
それら全てをふくめて神宮という

神宮のお祭りは外宮先祭といって、まず外宮で
祭儀を行う習わしがある

神嘗祭も内宮に先んじて外宮で15~16日にかけ、
新米をはじめとするお食事を奉納する
→由貴大御饌(ゆきのおおみやけ)

勅使が五色(青・黄・赤・白・黒)の絹の反物を
お供えする奉幣(ほうへい)

御祭神を和めるため御神楽(みかぐら)と
呼ばれる儀式がまず行われる

次に16~17日に同様の儀式が内宮で行われる
(また17日には、天皇陛下が宮中より伊勢神宮
遥拝される)

その約1ケ月後の11月23日には天皇陛下
天神地祇すべての神々に収穫を感謝される
新嘗祭』が行われる

神嘗祭…新穀をアマテラスオホミカミにお供え
する儀式

新嘗祭…新穀を奉るとともに陛下自らが
その新米を召し上がる点が異なる
(天皇陛下の即位後初めて行う新嘗祭
大嘗祭という)

神嘗祭は1874年~1947年まで祝祭日で
あったが今は廃止されている

一方、新嘗祭は『勤労感謝の日』という祝日
となり現在も続いている

『勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに
感謝し合う日』というイミがあり、

新嘗祭の『収穫を祝い感謝する』という
想いが継承されている