浅見帆帆子さんメッセージ 1

*『致知』2010年12月号より抜粋


直感がどこからくるのかは大した問題ではなく、
大事なことは否定せず直感というものがあるのだ
と受け止めること
また直感とは物事・人生を導いてくれる
情報であると信じることです

直感を受け取る方法はおおまかに4つです
1. 理由もなくふと感じる・思うこと
2. 本音の感じ方
3. シンクロニティ
4. 寝ている時にみる夢

この中でこれだけ分かればいいくらい大事な
のは、2の本音の感じ方です
あるものを見たり聞いたりした時に、そこから
自分がパッと感じる感覚のことです

例えば仕事の依頼を受けた時『それいいね!
乗った!』と思うか『どうしても気が乗らない…』
と思うか
先入観や条件などの前情報が何もない状態で
どう感じたのか、これが直感です

私は仕事のお話については、全部この直感で
決めています
そう言うと自由気ままですごく偉そうに聞こえ
ますが、私は自分の本音の感情が一番最初に
どう動いたかを大切にします

この時、条件などに目をやって頭(思考)で
あれこれ考えては駄目なのです
あの人の紹介だから断れないとか、断ったら
印象が悪く見られるとか…

これらは後から頭で考えてひねり出した理由
であって、自分の本音を覆い隠して
しまうことになるのですね

逆にわくわくしている自分がいるのに、
前に同じパターンで失敗したから今回も
駄目かもしれないとか、こんなおいしい話は
世の中にないだろう…など

頭で考えるうちに一番最初にやりたい!
と思った感情がだんだん萎んでしまう
せっかく未来からのわくわくする提案が
来ているのに、世間の常識や自分の
思い込みの枠でブロックしてしまうのです
(次へ続く)