＊森井啓二さんブログ
ひかたま(光の魂たち)より抜粋
(2016年10月8日)
現在もアメリカ先住民による
パイプライン建設反対のデモは続いています
このパイプラインは
ノースダコダ州のバッケン油田に
埋蔵されている74億バレルの原油を
１日あたり47万バレル輸送する計画で
総額3兆9千億円のパイプライン建設
プロジェクトです
そしてこのパイプラインは、
先住民たち唯一の水源であるミズーリ川の
上流を通ります
(米国ではパイプラインの破損が頻発しており、
2006～2015年までに166,965件発生)
もしパイプラインが水源付近で
破損した場合、この部族は一切水を得られず
生きていくことは出来なくなります
先住民たちの訴えにも関わらず
力と暴力で押さえつける企業側との
対立が止まりません
そこに一人の先住民の老婦人が
企業側の警官たちの前に座り、
彼らのために祈りを捧げました
(ブログに写真の転載あり)
警官たちはこの女性を直視
出来ません
仕事とはいえ、自分たちが人として
本当に正しいことをしているという
確信がないのでしょう
(＊2019年現在、このパイプライン建設は無事
中止になったそうです)
この光景はかつての
『花の力・フラワーパワー』を
思い出させます
1960年代ベトナム戦争反対デモが起こり、
警官隊とデモ隊が一触即発の状態となりました
そんな緊迫した中、ある男性が警官隊の
突きつけるライフルの銃口にそっと
一輪ずつカーネーションをさしていきました
自分に向けられた銃口にそっと花を
さす姿は多くのデモ隊の心を和らげ、
他の人たちも次々と銃口に花を
さしていったのです
憎しみより『和』
愛を選んだ勇氣ある行動です
